助成金・補助金・給付金それぞれの違いとは

KOYAMA社会保険労務士法人仙台事務所の村山です。

当法人では主に助成金を申請代行しております。助成金以外にも補助金の申請をやっていないのかという問い合わせを多く頂きます。私自身、助成金・補助金の明確な違いについて説明できるかと言われると思い当たらなかったので、今回調べてみました。

分かりやすい違いとして挙げられるものとして2点ございます。
1点目は目的、2点目は審査基準になります。

①目的
・補助金の目的は個人事業主・中小企業主が地方の経済活性化や産業の育成等に取り組む場合のサポートとして資金を給付することです。そのため、補助金の主体は経済産業省や地方自治体となります。
・助成金の目的は個人事業主・中小企業主が働き方改革や職場環境の改善、人材育成等に取り組む場合のサポートとして資金を給付することです。そのため、助成金の主体は厚生労働省や地方自治体となります。

②審査基準
・補助金の審査として、補助金の目的に沿った事業主が所定の書類を提出することに加え、採択が行われます。採択になるので、より良いものを作成しなければ給付を受けられない可能性があります。
・助成金の審査として、助成金の目的に沿った事業主が受給の要件をクリアすることで給付を受けることができます。補助金と違い採択がないので、要件をクリアすることができれば予算が尽きない限り受給が可能です。

以上を踏まえると、人事・労務サポートを行う社会保険労務士法人として、お力添えできるものは助成金になってくるのだろうなと思いました。