改正不正競争防止法に関する改正
KOYAMA社会保険労務士法人東京事務所の都留です。
2024年4月1日より改正不正競争防止法に関する改正が施行されました。
そもそも、改正不正競争防止法とはインターネットの発展・普及に伴う不正競争の問題に対応するために改正された法律で、限定提供データや営業秘密の保護を強化し、侵害行為の差止め請求や損害賠償請求を容易にすることを目的としている法律となっております。
この法律の改正に伴い、秘密情報の保護ハンドブックが改定されました。
この中で気を付けていきたいことは、「他社の秘密情報の意図しない侵害の防止や自社の秘密情報漏洩の防止」かと思います。
例えば、転職者の採用により、転職者が持ち込む情報の中に、転職元の秘密情報が存在する場合が考えられ、他社の営業秘密であると知らなかったとしても、知らなかったことに「重大な過失」がある場合には、不正競争防止法に基づく損害賠償請求であったり、自社の秘密情報漏洩が他社に漏れてしまうことが考えられます。 これらのことを防ぐために、人事労務の視点からできることは、転職者の契約関係の確認や転職者採用時における誓約書の取得等であったり働きやすい環境を整備していくことが最適なのかなと考えます。
従業員様の雇用条件やよりよい環境の整備をしていくために何をしていけばいいかといったような不安や疑問等がございましたら、KOYAMA社会保険労務士法人までご連絡ください。