花粉症と健康保険

KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の菊馬です。

 

春、それは花粉症持ちにとって試練の季節です。「ああ、またこの季節か…」とため息が出ちゃいますよね。私も例外ではなく、毎年この時期はティッシュが手放せません。

 

医療機関に罹るのを諦めて市販の花粉症薬などで誤魔化していますが、購入時に「結構な出費じゃない?」と驚くことも。医療機関で処方される花粉症薬なら、健康保険が適用されるため自己負担は3割で済むので、結果として市販薬を買うよりずっとお得なんですよね。調べていると、2019年頃に医療費削減のため花粉症薬の保険適用外なる記事もありましたが、その後の展開は今のところないみたいです。

 

市販薬を選ぶ大きな理由の一つは、「時間がない」ということじゃないかと思うんです。でも、1~2ヶ月の間ずっと薬に頼ることを考えたら、一度時間を作って医療機関を訪れる価値は大いにあるのではとも思ったりします。診察料も含めても、長期的に見れば健康保険を利用した方が経済的にも良い選択ですね。

 

また、医療機関なら自分に合った薬を処方してもらえるメリットも。市販薬は種類が多くどれを買うべきか全然分かりませんが、医療機関であればより効果的な薬や副作用の少ない薬を処方してくれます。

 

健康保険の制度を上手に利用して、この花粉の季節を乗り切りましょう。医療機関での治療と市販薬を上手に組み合わせることで、より快適な春を迎えることができるはずです。