花粉症と働きやすさの話

KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤由望です。

 

花粉症の季節になりましたね。今年は昨年の約1.3倍の飛散量と言われています。

私は昨年、耳鼻科へ行くのが遅れてしまい、症状が悪化して本当に大変でした。

鼻は詰まるし、頭はぼーっとするし、集中したいのにできない…。

あの状態で仕事をするのはなかなかつらいものがあります。

その反省から、今年は早めに受診し、すでに薬を飲み始めています。やはり早めの対策は大事ですね。

今や花粉症は2人に1人とも言われるほど身近な存在で、花粉症の社会人の大多数が「仕事のパフォーマンスに影響がある」と感じているそうです。

1日のうち数時間、生産性が下がっているとすれば、これは個人の体質の問題というより、職場全体に関わるテーマともいえそうです。

そうした背景もあり、近年は花粉症対策を福利厚生の一環として取り入れる企業も増えてきています。

空気清浄機の設置や治療費の補助、マスクやティッシュの配布など内容はさまざまですが、花粉症を「自己管理」に任せきりにしない姿勢が広がっているようです。

実際、2025年度の健康経営度調査では、花粉症対策に取り組んでいる企業は回答全体の約3割、7,700社にのぼり、前年度より増加しています。

経済産業省が推進する「健康経営」という考え方のもと、2016年度に創設された健康経営優良法人認定制度では、2023年度から花粉症対策も評価項目に加えられました。

花粉症は今や、企業の生産性や働きやすさに関わるテーマとして位置づけられつつあります。

花粉症はすぐになくなるものではありませんが、少しの配慮で負担を軽くすることはできるかもしれません。

今年は飛散量が多いと言われる春。まずは自分自身の体調管理を大切にしつつ、職場としてできることは何かを考えてみるきっかけになればと思います。