9月は「職場の健康診断実施強化月間」です

ＫＯＹＡＭＡ社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤由望です。

 

9月は「職場の健康診断実施強化月間」です。

この期間、企業は従業員の健康診断の実施と事後措置を再確認し、医療保険者との連携を強化することが求められます。

特に、労働安全衛生法に基づき、健康診断結果に基づく事後措置が必要であり、医師の意見を勘案して労働環境の改善を行うことが重要です。

小規模事業場では、健康診断の実施率が低い傾向が見られますが、事業場の規模に関わらず健康管理に取り組む必要があります。

 

また、協会けんぽや健保組合などの医療保険者との連携も不可欠です。

保険者は、労働者の予防や健康増進を目的とした特定健診や保健指導を実施しています。

保険者から健康診断結果を求められた場合、事業者はその写しを提供する義務がありますので、積極的な協力が必要です。

 

さらに、エイジフレンドリー補助金などの支援制度を活用し、労働者の健康保持増進に向けた取り組みを推進することも奨励されています。

地域産業保健センターでは、労働者数50人未満の小規模事業場への支援として、産業医・保健師を配置し、健診結果についての医師からの意見聴取、長時間労働者・高ストレス者に対する面接指導、産業医等の事業場訪問による保健指導、労働者の健康に係る各種相談などの対応をしていますので、ぜひご活用ください。