暑さ指数(WBGT)とは?

KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の菊馬です。

 

10月に入りようやく残暑も終わるのかなと思う今日この頃です。さて、暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)って聞いたことありますか?これはただの気温だけじゃなく湿度や風、日差しなんかも含めて「どれくらい暑く感じるか」を数値化したものです。普通の気温だけでは分からない、実際に体が感じる暑さをより正確に教えてくれるんです。夏場の熱中症予防にとっても役立つ指標なんですよ。

 

暑さ指数は、3つの温度からできています。まず「湿球温度」っていって、濡れた布で覆った温度計の温度。それから「黒球温度」という、放射熱を測る温度。最後に「乾球温度」、これは普通の気温です。この3つの温度を組み合わせてWBGTを計算します。特に外で日差しがあるときは、日射の影響も大きくなるので、黒球温度が重要になります。

 

日本気象協会とかが出しているWBGTのデータを参考にして、熱中症対策をするのがオススメです。例えば、すごく暑い日は無理して外に出ないとか、運動を控えるとか。特に子どもや高齢者、持病がある人は要注意です。企業でも、外での作業がある場合は、WBGTを参考にして、休憩をこまめに取ったり、水分補給をしっかりしたりすることで、従業員の安全を守ることが大事です。

 

暑さ指数(WBGT)は、ただの気温よりもリアルな暑さを教えてくれる便利な指標です。暑さ指数計という便利なものも市販されていますので、熱中症予防に限らず、暑い日の過ごし方を考えるときに、ぜひチェックしてみてください!