教育訓練給付制度について
KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の岸です。
最近は定年に備えて資格を取ろうというシニアが多いです。勤務先に再雇用されたり、再就職したりするとき役立つ可能性があり、現役世代でも昇給や転職を目指してリスキリング(学び直し)をする傾向があります。こうした人を支援するのが厚生労働省の「教育訓練給付制度」です。
制度は3つあって「一般教育訓練」「特定一般教育訓練」「専門実践教育訓練」です。
給付率や給付額はそれぞれ違いますが、受給者数が一番多いのは「一般教育訓練」です。受給者は約7万8000人(22年度実績)で、給付は従来と同じ20%、最大10万円です。講座数は約1万2000と最多で、英語能力テスト「TOEIC」や簿記、社会保険労務士、宅地建物取引士など幅広くあります。指定の講座は厚労省のサイトに載っています。
涼しくなり集中しやすい気候が整う秋は、勉強や自己研鑽に励むにはぴったりの季節です。
この機会に皆様もチャレンジしてみては如何ですか。