年末に向けた労務管理の最終チェックポイント

KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤由望です。

 

いよいよ12月に入り、年末に向けて忙しい時期を迎えています。

この時期は、企業として労務管理や手続きにおける最終確認を行う重要なタイミングです。

適切な準備をすることで、スムーズに新年を迎えられます。

 

まず、年末調整が最優先事項です。

扶養控除申告書や保険料控除証明書の提出漏れがないか確認しましょう。

従業員への周知が不十分だと、手続きが遅延する原因となりますので、早めの対応を心掛けましょう。

 

また、労働保険の年度更新や社会保険の算定基礎届を控える企業も、給与計算や労働時間管理が正確であるかを再確認してもいいですね。

特に、12月は残業が増える傾向にあるため、労働基準法に基づく時間外労働の管理が求められます。

違法な長時間労働を防ぐために、従業員の労働時間を細かくチェックしましょう。

 

さらに、有給休暇の取得促進も重要です。

法令では、年5日の有給休暇取得が義務付けられていますが、消化できていない従業員がいないか確認し、必要に応じて取得を促しましょう。

 

年末の労務対応は、来年のスタートを左右します。

準備が不足しがちな企業の皆さま、ぜひ当社にご相談ください。