冬のボーナス

12月に入り、冬のボーナスを支給する企業も多い時期となりました。

最近では、「基本給は大きく上げにくい」「物価高、人件費増への対応が必要」といった背景から、月給を抑え、賞与で支給するという賃金設計を採る企業が増えています。

この場合、賞与額が増えることも考えられますが、その分一度に引かれる社会保険料・税額も増えるため、「賞与=たくさんもらえたはずなのに手取りが少ない」という印象につながりやすくなります。

また、賞与算定期間中に休職や育児休業があった場合の算定方法は会社ごとに異なりますが、就業規則や賃金規程に算定ルールが明確でないと、従業員の不満や説明コストの増加につながりやすくなります。

賞与支給のタイミングは、社会保険・税金・賃金制度を見直し、説明する良い機会かもしれません。「ボーナスの手取りが少ない」という声が出る前に、一度、自社の賞与設計や説明方法を見直してみてはいかがでしょうか。

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