ノロウイルスについて
KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤絢美です。
ここ最近、ノロウイルスに関するニュースをよく目にする気がします。冬に気をつけたい感染症のひとつですが、特に10月から4月頃までの秋口から春までに流行する傾向があるようです。
ノロウイルスは、急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、感染すると主に嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が現れます。ノロウイルスの主な感染経路は経口感染であるといわれているそうで、ノロウイルスに汚染された飲食物を口にすることによって感染するケースも多いとされています。ノロウイルスはカキやアサリなどの二枚貝に多く潜んでおり、十分に加熱せずに摂取すると感染する危険が高くなります。また、ウイルスが付着した調理者の手や調理器具を介して飲食物にノロウイルスが付着することも感染の原因になります。最近のニュースをみていると後者が原因となっていることが多いように感じます。
ノロウイルスは非常に感染力が強く、少量のウイルスであっても感染することがあります。症状が現れるまでの潜伏期間は1~2日程度で、通常は数日で回復しますが、高齢者や免疫力が低下している人は重症化することもあるため注意が必要な感染症となっています。私はノロウイルスには感染したことはありませんが、ほかの食中毒になった際にノロウイルスと同じ症状に数日間苦しめられた記憶があり、二度とあのときのような苦しい思いはしたくないという思いから、特にこの時期は二枚貝を食べること自体を控えてしまいます。
自分でできる対策として、手洗いうがい、マスクの着用、食材の管理や消毒を徹底して、今年もノロウイルスに感染することなく春を迎えられたらと思っています。