押印の効力

ＫＯＹＡＭＡ社会保険労務士法人東京事務所の菊馬です。

今日は書類の山を前にしてふと思ったんですよ。この押印って本当に必要なのかな？って。でもよく考えてみれば、この書類に押印されている小さな印鑑一つにはかなりのパワーが詰まっているんです。

印鑑はわかりやすい基本的な身元確認ツールの一つです。契約書や申請書、履歴書などに押印するだけで、その文書が「あなたである」ことを証明するいわば、押印することで「これは私が承認しますよ」と大声で言っているようなもの。法的な側面から見ても、この押印には意味があります。 労働契約書に押印があれば、それが法的な拘束力を持つってわけです。 「知らない」とは言えないわけですね。

さらに、押印があるとその書類は特別感が出ますよね。 全部の書類に押し出しているわけじゃないですから、押印があるってことは「これ、大事なんだからちゃんと見てね」というサインにもなるんです。ただし、ここで注意したいのは、この強力な印鑑をしっかりと管理しないと予期せぬトラブルに巻き込まれることもあること。だから、どこに押印するか、それと印鑑の管理には十分注意が必要ですよ。

押印書類が省略されてきてはいますが全てが無くなるのはまだ先かもしれません。身元確認、法的な拘束力、文書の重要度の強調をうまく使いこなすことが大事ですね。 それでは、書類の山に戻りますが、皆さんも押印の重要性、忘れずに！