年収の壁・支援強化パッケージに伴うシフト運用について

KOYAMA社会保険労務士法人仙台事務所の村山です。

 

年末に近づき扶養範囲内で働かれている従業員のシフトを調整している事業所は多いのではないでしょうか。話題になっております年収の壁・支援強化パッケージでは、扶養から外れないようにシフトを調整している方でも、年収の壁を気にせず働いても扶養から外れないという時限的な措置を取っております。

 

ただよく内容を見てみると、「一時的な収入の増加」がその対象とされております。例えば人手不足で労働時間が当初のシフトより長くなった時期があった等の事情がある場合です。

 

ということは来年のシフトを組む上でも、そもそも130万を超えるような設定はしないようにして、万が一が起きたときはこのパッケージを利用することができるものだと私は捉えています。

 

パッケージの概要だけ聞くと扶養内で働く方が年収の壁を気にせずに働かせることができるというイメージを持ちますが、詳細を含めて考えると自由にシフトを設定できるものでもないなと感じました。

 

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