お盆とメキシコ死者の日

SolveHRの玉造です。

 皆様は、今年のお盆をどのようにお過ごしになるでしょうか。
帰省して家族と過ごす方、お墓参りに行く方、あるいは旅行に出かける方もいらっしゃるかもしれません。

私が滞在していたメキシコにも、日本のお盆によく似た行事があります。
それが、毎年11月1日と2日に行われる「死者の日(Día de Muertos)」です。
最近は、この行事を題材にした映画「リメンバーミー」(英題:Coco)の影響で、ご存じの方も増えてきたかもしれません。

この期間は国の祝日となっており、ほとんどの学校や会社が休みになります。
人々は墓地や家に祭壇を飾り、マリーゴールドの花、写真、故人の好物、そしてカラフルな砂糖の骸骨「カラベラ」などを供えます。
死を悲しむというよりも、先祖と再会し、感謝を伝え、生きる喜びを分かち合う、明るく華やかな祭りです。

異なる文化圏でありながら、先祖を敬う心は共通しています。
日本では夏の暑い時期に、メキシコでは秋の収穫後に、それぞれの歴史や環境に合わせて形を変えながら受け継がれてきました。

日本のお盆に通じる行事ではありますが、「生きている限り必ず死は訪れる。だからこそ、生きていることに感謝しよう」という側面が強く、大変賑やかなイベントでもあります。

ご興味のある方は、ぜひ現地でその雰囲気を体感してみてください。