LEY SECA(レイ・セカ)
SolveHR株式会社の玉造です。
初めてこちらのブログに投稿いたします。私はメキシコで日本語教師をしていたことがあり、メキシコの情報、文化、風俗や日本語の授業で経験した日本語の難しさや面白さなどをお伝えできればと思います。よろしくお願いいたします。
去年の6月、メキシコで初めて女性が大統領になりました。
日本でもニュースになったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
メキシコでは大統領選挙がある週末はどこに行ってもアルコール飲料が買えません。
LEY SECA(レイ・セカ)という法律があるからです。
SECAとはスペイン語で「渇く」(乾く)や「ドライ」という意味があり、LEYは法律を意味します。
LEY SECA(レイ・セカ)とは、メキシコの大事なイベントがあるときに、アルコール飲料の販売、飲食店での提供が禁止される法律です。
日本語に置き換えるなら「禁酒法」になります。
何が大事なイベントなのかは明確にされていませんが、今のところ大統領選挙がある週末は必ず実施されます。他にはハリケーンが発生した時、州知事選、市長選時にも実施されます。
大統領選挙はいつも6月中の日曜で、LEY SECAは選挙当日と前日の土曜日です。※州によって土曜日が1日か午後からか異なります
禁止されるのは販売、提供で、消費は禁止されていませんので、前日までに購入していたアルコール飲料を飲んでも問題はありません。
日本ではあまり馴染みのないこの法律ですが、ラテンアメリカの多くの国では、選挙前・選挙期間中のアルコールの販売を禁止しているようです。
ラテンアメリカに旅行される際はお気を付けください。