認知バイアス
KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤絢です。
私は、ブログのネタを探すためにインターネットで検索して調べることがほとんどです。今回も何かいいネタはないかなと調べていましたが、ふと「この情報は本当に確かなものなのだろうか…」と疑念を抱き、ネタを探すつもりがどんどん脱線した検索になっていきました。インターネットとの向き合い方や偽情報にだまされない方法等が検索結果としてヒットしますが、その中でも「認知バイアス」という言葉が印象に残りました。みなさまはこの言葉をご存じでしょうか。
認知バイアスとは、人が自分の願望や経験、思い込み、周囲の環境によって、無意識の内に合理的ではない行動、偏った判断をする傾向のことをいいます。認知バイアスの一種で、自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集める傾向のことを「確証バイアス」といいます。人には自らの見たいもの、信じたいものを信じるという心理的特性があるそうです。脳に余計な負担をあたえないための機能や工夫らしいのですが、私はなんだか少しショックを受けました。
思い込みや偏った判断をしてしまうことは、インターネットを利用しているときに限りません。日常生活や仕事、人との付き合い方など様々な場面でも起きることかと思います。無意識のためこの傾向を完全になくすことはできないそうですが、認知バイアスという傾向があると知っているだけでも今までとは違った対応が取れるのではないでしょうか。