若い世代のライフキャリアについて

KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の都留です。

就業・非就業や雇用形態に関わらず、現在のキャリアと生活の実態や変化を調査した「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」を発表しました。(調査期間:2024年4月12日(金)~2024年4月16日(火)

このアンケートに、「正社員で現在役職がない人の今後の昇進意欲について」発表されていました。内容を見てみると、

正社員で現在役職がない人の今後の昇進意欲をみたところ、男女ともに年代が上がるほど意欲が低下し、男性40代・女性30代で「昇進したくない」が「昇進したい」を上回った」とのことです。

昇進したくないと答えた人の理由は

「責任が重くなるため(49.2%)」が最も多く、次いで「自分には向いていないため(39.8%)」、「メリットが感じられないため(38.1%)」、「家庭との両立が困難だから(16.7%)」

その中で、「家庭との両立が困難だから」については20・30代の回答率が高いとの結果であったとのことです。若い世代ほどライフステージの影響で昇進を避けたいと考える人がいることがわかる内容となっております。

夫婦共に働く「共働き」の浸透してきたことにより、働き方が多様となっている時代になってきていると感じます。

様々な原因が重なり、少子高齢化が進んできているとは思いますが、若い世代ほどライフステージの影響で昇進を避けている傾向も、原因の一つになっているのではないかと思います。

私としては、働きやすい環境を整え、昇進する意欲をあげていくことも必要なのかなと思います。