確定拠出年金(イデコ)① 節税効果について
KOYAMA社会保険労務士法人仙台事務所の山越です。
年末調整の時期には何をすることが有利なのか相談を受けることが多いのですが
おすすめはズバリ個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)です。
年々加入要件が緩和されて今ではほとんどの方が加入できるようになりました。
主なメリットは以下3点です。
・拠出した全額を所得控除でき(課税対象にカウントされない)、所得税と住民税を節税できる
・利子・配当・売却益に対する計20.315%の税金がかからない
・受給の際に公的年金等控除、退職所得控除が使える
主なデメリットは以下2点です。
・運用商品により拠出金額を下回る元本割れのリスクがある
・原則として、60歳以降にならないとお金を受け取ることができない
メリット1つ目の具体例です。
毎月23,000円の掛金の場合
1年の掛金の総額 23,000円×12カ月=276,000円 とすると
所得税 276,000円×所得税の税率5%=13,800円
住民税 276,000円×10%=27,600円 (住民税は年収にかかわりなく全員一律10%です)
13,800円+27,600円=41,400円の節税効果となります。
年収が上がれば所得税率も上がるので、より節税効果が大きくなります。
276,000円×所得税の税率10%=27,600円 合計55,200円の節税
276,000円×所得税の税率20%=55,200円 合計82,800円の節税
個人型、企業型の確定拠出年金ともに加入や運営のご相談を承っております。
ぜひご相談ください。