新紙幣の発行について

KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤絢美です。

先週7/3より新紙幣の発行が開始されました。2019年4月に新紙幣の発行が発表され、約5年かけて発行や流通の準備がすすめられてきました。今回すべての紙幣のデザインが変更され、テレビやネットのニュースを通じて、新しいデザインを目にした方も多いのではないでしょうか。

紙幣のデザインが変更されるのは、偽造紙幣が作られることを防ぐためだそうで、最先端技術が多く取り入れられているそうです。各紙幣に描かれる人物は、一万円札が渋沢栄一、五千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎です。

まずは、日本銀行から各金融機関へ配布されるそうなので、私たちの手元にやってくるのはまだ少し先になるかもしれません。数年前に新しい五百円硬貨が発行されたときも、ニュースで知って少し経ってからだったと記憶しています。自分の財布に新しい五百円硬貨が入っていることに気づいておらず、会計の際にレジの受け皿に差し出して初めて目にし、自分が偽物の五百円硬貨を出してしまったのではないかと焦ったことを覚えています。新紙幣も実際に手にしたときに偽札ではないかと疑ってしまうかもしれないので、今のうちから心の準備をしておこうかと思います。

ちなみに新紙幣が発行された後も旧紙幣は変わらず使用することができるそうです。夏目漱石の千円札や新渡戸稲造の五千円札もいつの間にか見かけなくなりましたが、野口英世の千円札、樋口一葉の五千円札、福沢諭吉の一万円札も今後見かけなくなる日がくるのかと思うと、なんだか時代の流れを感じてしまいました。