デジタル遺産の管理について

koyamawebmaster | 2025年3月12日

ＫＯＹＡＭＡ社会保険労務士法人　東京事務所の岸です。

デジタル遺産の管理には、以下のような具体的な例があります。

  1. SNS・メールアカウントの管理
  • 亡くなった後にSNSアカウントを削除・追悼アカウントに変更（Facebook、Instagramなど）
  • メールアカウント（Gmail、Yahoo!メールなど）の閉鎖や引き継ぎ
  • X（旧Twitter）やLINEなどの履歴の保存や削除
  1. クラウドストレージの管理
  • Google Drive、Dropbox、iCloud などに保存されているデータの整理・削除
  • 家族に引き継ぎたいデータのバックアップとアクセス権の設定
  1. 金融関連のデジタル資産
  • ネット銀行や証券口座（楽天銀行、SBI証券など）のログイン情報の管理
  • 仮想通貨（ビットコイン、イーサリアムなど）のウォレット情報の整理
  • PayPay、楽天ペイなどの電子マネーやポイントの処理
  1. サブスクリプション・オンラインサービスの解約
  • Netflix、Amazon Prime、Spotifyなどの月額サービスの解約
  • オンラインゲーム（Steam、PlayStation Network など）のアカウント削除
  • AdobeやMicrosoft Officeなどのクラウドソフトの契約停止
  1. 遺言やエンディングノートのデジタル化
  • パスワード管理ツール（1Password、LastPass など）を活用し、アクセス情報を信頼できる人と共有
  • デジタル遺言（オンラインストレージや動画メッセージ）を残す
  • エンディングノートにデジタル遺産の管理方針を記載

これらを適切に管理することで、遺族の負担を減らし、資産や情報を適切に処理できます。

その他