【東京都】令和7年度 スキルアップ支援事業で人材育成を効率化!

KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の菊馬です。

 

東京都が実施する「スキルアップ支援事業」を紹介します。スキルアップ支援事業は都内企業の人材育成を支援する助成金制度です。従業員のスキル向上を目的に行う短時間研修に対し、経費の一部が助成されます。対象となるのは、3~10時間未満の研修で、今年度から医療法人・NPO法人などにも対象が拡大されています。

 

助成金は4種類。自社で行う「事業内スキルアップ助成金」は、1人1時間あたり760円を支給。教育機関の講座を受講する「事業外スキルアップ助成金」は費用の1/2、小規模企業や非正規労働者が多い場合は2/3が助成されます。また、DX推進に特化した「DXリスキリング助成金」は3/4(上限7.5万円)、育児休業中の社員向け「育業中スキルアップ助成金」も2/3(大企業は1/2)が支給対象です。

 

ビジネスマナーや趣味目的の講座、適性検査のみの研修は対象外ですが、営業スキルや簿記、情報セキュリティ、DXマネジメントなど実務に直結する内容なら対象となります。申請は郵送申請のほか、Jグランツでの電子申請も可能で、研修開始1か月前までに提出が必要です。

 

企業の生産性向上や人材定着に有効な本助成金。東京都内企業の皆様は、ぜひ活用をご検討ください。