なぜ1月は労災が多い?寒さと休み明けのリスクに要注意!
KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の菊馬です。
1月は労災が増えやすい時期といわれています。その理由は、冬の寒さと年末年始の長い休み明けが影響しているからなんです。寒さが厳しくなることで、通勤や外での作業中に路面が凍ったり、足元が滑りやすくなったりと、転んでケガをするリスクが高まります。毎年1件以上は転倒による労災が発生しています。特に建設現場や屋外での仕事では、凍った地面での作業が避けられないため、普段以上に注意が必要です。
空気が乾燥する冬は、静電気や暖房器具の扱いも気をつけなければなりません。火災や火傷のリスクが上がる時期でもあるので、ちょっとした不注意が大きな事故につながることもあります。
長いお休みが終わった直後の仕事復帰も実は危険が多いんです。休みボケで集中力が落ちやすい時期ですし、年明けは忙しいことも多いので、気づかないうちに疲れがたまってミスを起こしやすくなります。そういった1月特有のリスクをしっかり意識して、安全に気をつけることが大切です。
これから年末にかけて繁忙期を迎える企業も多いのではないかと思います。企業や従業員の皆さんも、寒さ対策や安全確認を普段以上に意識して、ケガのない安全な職場づくりを心がけましょう!