「電子証明書の更新手続」の通知、届いていませんか?

KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の菊馬です。

 

最近、役所から電子証明書の更新のお知らせが届いた、という方も多いのではないでしょうか。実は、マイナンバーカード本体と中に入っている「電子証明書」は、それぞれ別のタイミングで更新が必要なんです。

 

カードは原則10年(18歳未満は5年)、電子証明書は5年で期限が切れます。電子証明書はe-Taxやマイナポータルの利用などにも使われる重要なもの。特に、マイナポータルは外部サイトの連携で様々な機能が追加されているので、期限が切れていると、いざというときに手続きができず困ってしまいます。

 

2020年からのマイナポイント事業をきっかけにマイナンバーカードの普及が急加速し、特に2021〜2022年度には発行がピークに達しました。その結果、2025年度以降は大量の電子証明書が一斉に更新期限を迎えると見込まれており、自治体窓口の混雑も懸念されています。

 

更新通知は有効期限の2~3か月前に届きます。カードの更新はスマホやパソコン、証明写真機などから簡単に申請できますが、電子証明書の更新は役所の窓口で本人が行う必要があります。

「まだ先かな」と思っていたら、うっかり期限切れ…なんてことも。

もし通知が届いていたら、忘れてしまう前に、早めに対応しておくと安心です。