父の日について
KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事業所の伊東です。
今週末6月16日(日曜日)は「父の日」です。
この「父の日」は、どのような経緯で生まれたのでしょうか。
実は、「父の日」は「母の日」と同じく、アメリカで発祥した祝日です。
1909年に、ワシントン州のソノラ・スマート・ドッドという女性が、自身の父を讃えるために、キリスト教会の牧師に礼拝してもらったことがきっかけとされています。
彼女の父ウィリアムは軍人であり、南北戦争から復員後、男手一つで6人の子供を育てあげたそうです。
そして、6人兄弟の末っ子だったソノラは、当時すでに「母の日」があったことから、同じように父に感謝する日があっても良いのではないか、との思いで、キリスト牧師協会に嘆願したことにより始まりました。
一方、日本に「父の日」が伝わってきたのは1950年頃と言われていますが、すぐには浸透しなかったようです。
当時はまだまだ認知度も低く、現在のように一般的な行事として広がるようになったのは1980年代、デパート等の商業施設が販売戦略の一環として「父の日」を取り上げるようになったことなどがきっかけとされています。
父の日に限らず、このような風習を日頃から大事にされている方も、あまり意識したことがない方もいらっしゃると思いますが、普段はなかなかできないような、日頃の感謝の気持ちを伝える良い機会なのではないでしょうか。