日本人の死因、ついに認知症がトップに!高齢社会の新たな課題
KOYAMA社会保険労務士法人 東京事務所の岸です。
2025年3月21日の日本経済新聞に、最新のデータとして、日本人の死因が「認知症」が首位になったと報じられました。従来はがんや心疾患がトップを占めていましたが、ここ数年で認知症の患者が急増し、それが死因としての順位に反映された形です。特に高齢化社会が進行する中で、認知症に伴う死亡者が増えており、今後もその傾向は続くと予測されています。
この変化には、医療技術の進歩が一因となっているとも言われています。例えば、がんや心疾患などの治療が進み、生存率が上がったことによって、結果的に高齢者の生活の質が低下し、認知症の影響を受ける方が増えたのです。特に認知症は、単に生死を左右するだけでなく、生活の質に大きな影響を与え、家族にも負担を強いるため、社会的な問題としても深刻です。
私自身も高齢者として、認知症を身近に感じることがあります。私の母も認知症を患っていました。もし今後、自分自身が認知症になることを考えると、その影響は非常に大きいと感じざるを得ません。社会全体として、認知症への理解を深め、予防や早期発見、介護支援の充実が求められる時代が来ていると強く思います。今後、労働現場でも高齢化に伴う対応が必要となるため、職場でのサポート体制を整えることも重要です。
高齢化社会を迎える中で、認知症に対する備えがますます重要になってきています。私たち一人一人が認識し、準備していくことが求められる時代です。