ラマダンへ向けて

SolveHR株式会社のレザ・アドゥウィカです。

 

もうすぐラマダンが始まります。ラマダンは、イスラム教徒にとって特別な1か月であり、日中の断食だけでなく、家族や友人との時間を大切にしたり、寄付や助け合いの精神を強めたりする機会でもあります。日本とインドネシアでは、ラマダンの過ごし方に違いがありますが、その背景にはそれぞれの文化や社会の特徴が表れています。

 

日本にはイスラム教徒の人口が少ないため、ラマダンが広く認知されているわけではありません。しかし、日本に住むイスラム教徒の間では、モスクに集まりイフタール(断食明けの食事)を共にすることが一般的です。また、ハラール食品を扱うスーパーやレストランでは、ラマダン期間中に特別なメニューを提供するところもあります。仕事や学校のスケジュールが通常通りであるため、個人の工夫によってラマダンを過ごすことが求められます。

 

一方、インドネシアではラマダンが社会全体の大きなイベントになります。政府機関や企業の勤務時間が短縮され、多くの人が夕方には家族と一緒にイフタールをするために帰宅します。また、モスクでは特別な礼拝(タラウィー)が行われ、街のあちこちでラマダン限定の市場(パサール・ラマダン)が開かれます。ここでは、断食明けの食事にぴったりの伝統的なスナックや飲み物が売られ、多くの人々が買い求めます。さらに、この時期は寄付や善行を行うことが推奨され、貧しい人々への食事の提供や寄付活動が盛んに行われます。

 

日本とインドネシア、どちらの国でもラマダンの本質は変わりません。信仰を深め、自分を律し、周囲の人々と助け合うことが重要とされています。ただ、ラマダンが社会全体に与える影響は、国によって異なります。日本では個人の信仰として静かに実践される一方で、インドネシアでは国全体が一体となってラマダンを迎えるのが特徴です。

 

これからラマダンを迎えるにあたり、それぞれの環境の中で大切な価値を守りながら、より良い時間を過ごせるようにしたいですね。