仙台にもクマが出没
SolveHRの玉造です。
ここ最近、クマ出没のニュースをよく目にします。正直、「北海道や東北の山間部の話だろう」と、どこか他人事のままでした。ところが先日、仙台駅から約2キロの公園にクマが出たというニュースに触れ、胸がざわつきました。
山の出来事ではなく、街のすぐそばの出来事。その瞬間、ニュースが自分の生活圏にぐっとせり出してきた感覚がありました。仙台駅から2キロなんて、週末にふらっと歩く距離です。買い物帰りに寄る公園、朝のジョギングコース、子どもたちの通学路その延長線上に「クマ」がいるかもしれないという事実。
同時に、これは怖さだけでは語り切れない問題だとも感じます。クマが“突然”街に現れたのではなく、私たちの暮らしが山へ広がり、季節や食べ物のサイクルが少しずつ狂い、結果として境界が曖昧になっている。そんな長い時間の積み重ねの先にある現象かもしれないからです。被害を出さないことは大前提としても、「追い払う/駆除する」だけで完結する話ではないと思います。
都市に住む私たちは、便利さと引き換えに自然との距離感を見失いがちです。駅から2キロの公園にクマが現れたという現実は、その距離感を取り戻すきっかけにもなり得ると思います。
