風邪が5類感染症へ

KOYAMA社会保険労務士法人 仙台事務所の佐藤絢美です。

 

先日朝の情報番組で、普通の風邪が5類感染症へ変更になるというニュースを目にしました。出社準備でバタバタしており、そのニュースをきちんと観ることはできませんでしたが、コロナ禍に嫌というほど5類感染症という言葉を目や耳にしていたため、気になって後から調べてみました。

 

来年4月7日に施行され、新たに5類に追加されるのは急性呼吸器感染症で、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す多彩な病原体による症候群の総称のことをいうそうで、この急性呼吸器感染症にいわゆる風邪も含まれるとのことです。

 

施行日以降に風邪の症状で受診すると、指定医療機関による届出が行われ、定点把握の対象となりますが、新型インフルエンザ等対策特別措置法による行動制限措置の対象にはならないとのこと。届出により、国内で発生している急性呼吸器感染症を把握することで、新たな呼吸器感染症の早期検知・対応を行うとともに、有事が起きた際に円滑に有事の体制に移行できることを期待しての改正だそうです。また、「特定感染症予防指針」に位置付けられたことで、風邪を予防するワクチン開発も可能になるため、検討対象になっているとのことでした。難しいことはわかりませんが、この改正により私たちの生活がよりよくなることを願うばかりです。

 

風邪の症状がよくなるまでの目安は、一般的に4日から1週間程度といわれています。風邪をひいたら、まずはセルフケアで対処するという方も多いのではないでしょうか。私も風邪をひいたかなと思ったら、市販薬とビタミンと睡眠と気合いで乗り切ろうとしがちですが、先月風邪の症状が出てすぐに病院を受診したところ、熱も出ず症状も悪化せずにすんだので、セルフケアよりも早めの受診がよいのだと改めて思いました。この時期はさまざまな感染症が流行しやすいため、みなさまも体調管理に気をつけていただければと思います。