言葉の重み

SolveHR株式会社の玉造です。

 

先日、農林水産大臣による「コメは買ったことがない」との発言が報じられ、大きな波紋を呼びました。お米の価格が過去最高水準となり、消費者の生活に直結する問題として注目が集まる中での発言だったこともあり、結果的に大臣は辞任を表明されました。

 

農業政策を担う立場の方からのこの言葉は、多くの国民にとって理解しがたく、「自分たちの現実を見ていない」と受け取られても仕方がなかったのではないかと思います。

 

この出来事を通じて、「言葉の力」についてあらためて考えさせられました。

特に影響力のある立場にある人の発言は、社会全体に広がる波紋を呼ぶことがあります。しかし、それは何も政治家に限ったことではなく、私たち一人ひとりの言葉も、日常の中で周囲の人々に大きな影響を与えています。

 

業務上の一言が部下を励ましたり、あるいは落ち込ませたり。家庭でのちょっとした発言が家族との関係に影響を与えたりすることもあると思います。

 

言葉は、人を傷つけることもできれば、励まし、力を与えることもできます。だからこそ、言葉に責任を持ち、社会に対して誠実でありたいと、あらためて感じた次第です。